2010年02月28日
工程その5、張り合わせ
終了しました。落札頂いた方、ありがとうございました。
さてさて、工程その4で削りだした左右のパーツを張り合わせて行きます。
張り合わせに使う接着剤ですが、エポキシ系やアクリル変性シリコーン樹脂系など、巷で高強度とうたわれている物を試してみましたが、変性アクリレート系接着剤へ落ち着きました。
構造用接着剤といわれている類の物で、その接着力は素晴らしく、剥がそうとしても所謂母材破壊という奴で、接着面がはがれることは無いと思います。
商品名はペガロックというもので、2kgで¥8000程度と

エポキシなどと違い、最初に混ぜ合わせることなく右にA液、左にB液見たいな感じで塗り、張り合わせる事で、反応して硬化するので、作業性もGOODです。(ハネムーン接着と言うそうです)
こんな感じですね~
で張り合わせた後は10分くらいで、硬化してきますのでずれない様に真ん中の穴にφ4の棒を挿して位置決めをしたら、クランプで挟んで固定します。(棒を抜くのを忘れないようにしないと、棒も一緒に接着されてしまいます、、、)
2010年02月22日
カラーリング、あれこれ(^_-)-☆
落札頂いた方、ありがとうございました。
昨日は好天にもかかわらず、家でのんびりとルアーのカラーリングをしてました。
今まで鰯カラー?一辺倒だったのでちょっとレパートリーを増やそうかとあれこれ試してみましたが、結果や?
2010年02月21日
工程その4、削りだし
ちょっと間が空いてしまいました、、、
工程その3でけがいた素材をケガキに沿って削っていきます。
まずは縦方向(上から見たシルエットですね)

ちょっとわかりづらいですが、ベルトサンダーを立てて固定します。(SPF材で適当にイケールを作りました)
あとはケガキに沿って削っているだけなのですが、張り合わせる面に平行になるように(削る面が斜めにならないように)注意しながらザクザクと削っていきます。
縦方向のシルエットを削り終えたら今度は横方向(横から見たシルエットです)

こちらは厚さが薄いので、糸鋸でカットして最後はベルトサンダーで仕上げていきます。
工程その3でけがいた素材をケガキに沿って削っていきます。
まずは縦方向(上から見たシルエットですね)
ちょっとわかりづらいですが、ベルトサンダーを立てて固定します。(SPF材で適当にイケールを作りました)
あとはケガキに沿って削っているだけなのですが、張り合わせる面に平行になるように(削る面が斜めにならないように)注意しながらザクザクと削っていきます。
縦方向のシルエットを削り終えたら今度は横方向(横から見たシルエットです)
こちらは厚さが薄いので、糸鋸でカットして最後はベルトサンダーで仕上げていきます。
2010年02月14日
ウロコ模様転写機?
終了しました。お買い上げ頂いた方、ありがとうございました。
ルアーに貼るアルミですが、達人の方たちはアルミホイルをセルロースセメントで張っているようなのですが、何回かチャレンジしてみたのですが、シワになったりしてせっかちな私にはなかなか上手いこと貼れません。
仕方がないので現在はアルミテープで代用しているのですが、そのアルミテープにウロコ模様を付けるのに、以前は”ずん切り”と呼ばれる、ねじの長い奴でグルグルッとやってたのですが、途中で動いてみたり、模様がばらついてみたり、色々と問題がありましたので、ウロコ模様転写機なるものを作ってみました。
真ん中の棒だけは知り合いの加工屋さん(スギモリ工機さん http://www.sugimori-kouki.jp/ )に頼んで作ってもらったのですが、あとはそこらへんにころがっていた材木で適当に、、、
こんなもんでも型にあわせて切り抜いたアルミテープを”コロ”とゴム板に挟んでゴロゴロッとやるとこのとおり
結構楽に模様が付けられます。
2010年02月11日
200mmスイミングテスト、ただ巻き編
200mmタイプのスイミングテスト中に試しにただ巻きで引いてみたら、案外泳いでくれました。
この手のダイビングペンシルはガンマ引きが基本でしょうが、ロッド、リール、ラインなどのバランスが取れていると、ただ巻きでもいいパフォーマンスを出してくれるかも知れませんね。
この手のダイビングペンシルはガンマ引きが基本でしょうが、ロッド、リール、ラインなどのバランスが取れていると、ただ巻きでもいいパフォーマンスを出してくれるかも知れませんね。
2010年02月09日
工程その3、ケガキ
溝を掘った素材にルアーの形をけがいていきます。
ケガキに使う”ガバリ”は前に書いたように、パソコンで作成して1/1スケールでプリントアウトしたものを厚紙などにスプレーのりで貼り付けて作っています。
上から投影したものと横から投影したものの2種類を用意します。
横からのガバリの中心線と素材に彫った溝を合わせてけがいていくのですが、ガバリを画鋲で位置決めすると、とってもやりやすかったです。
この方法はEstuaryさん http://blogs.yahoo.co.jp/shigezo76724 の方法を参考にさせて頂きました。

上からのガバリの位置決めはその辺に余っていた木材で適当にこんな感じのジグを作ってあわせています。

素材がぐらついたりしないように押さえているだけなのですが、ちょっとしたジグを用意すると作業がとても楽になります。
ケガキに使う”ガバリ”は前に書いたように、パソコンで作成して1/1スケールでプリントアウトしたものを厚紙などにスプレーのりで貼り付けて作っています。
上から投影したものと横から投影したものの2種類を用意します。
横からのガバリの中心線と素材に彫った溝を合わせてけがいていくのですが、ガバリを画鋲で位置決めすると、とってもやりやすかったです。
この方法はEstuaryさん http://blogs.yahoo.co.jp/shigezo76724 の方法を参考にさせて頂きました。
上からのガバリの位置決めはその辺に余っていた木材で適当にこんな感じのジグを作ってあわせています。
素材がぐらついたりしないように押さえているだけなのですが、ちょっとしたジグを用意すると作業がとても楽になります。
2010年02月07日
2010年02月07日
コーティング日和?
昨日はここ鈴鹿でも雪が舞いとっても寒い一日でしたが、今日は日が照ってこの季節にしては絶好のコーティング日和でした。

実は嫁が随分前に観葉植物を育てるのに買ったガラス張りの温室なんですが、飽きてしまってベランダに放置されてましたので、ルアーの乾燥庫として余生を送ってもらうことに
外気温は6~7℃でしたが、乾燥庫の中は昼間は25度にもなり、空気が乾燥していることもあってコーティングにももってこいです。
実は嫁が随分前に観葉植物を育てるのに買ったガラス張りの温室なんですが、飽きてしまってベランダに放置されてましたので、ルアーの乾燥庫として余生を送ってもらうことに

外気温は6~7℃でしたが、乾燥庫の中は昼間は25度にもなり、空気が乾燥していることもあってコーティングにももってこいです。
2010年02月06日
工程その2、溝彫り
切り出した素材の真ん中に溝を掘っていきます。
溝彫りに使うのはトリマーと呼ばれている、モーターの先にチャックがついた機械です。
これにR2のボールエンドミルを装着して、エンドミルの先端がベース面から2mm飛び出すようにセットします。

こんな感じですね。
セットしたら、一気に材料の端から端まで溝と切っていきます。

これを2枚あわせると、こんな感じに。

これで、板材の真ん中に真っ直ぐな穴を通すことが出来ます。
溝彫りに使うのはトリマーと呼ばれている、モーターの先にチャックがついた機械です。
これにR2のボールエンドミルを装着して、エンドミルの先端がベース面から2mm飛び出すようにセットします。
こんな感じですね。
セットしたら、一気に材料の端から端まで溝と切っていきます。
これを2枚あわせると、こんな感じに。
これで、板材の真ん中に真っ直ぐな穴を通すことが出来ます。
2010年02月04日
工程その1、素材切り出し
まずは素材を切り出します。
素材となる木材ですが、入手性、強度、加工性などから、ヒノキの無節材を使用しています。
40x12x1800の材料を長さ175mmでカットしていきます。(その際カットした順番に並べ、ごちゃ混ぜにならないように注意しておきます)

切り出した材料をカットした順番に木目を合わせながら2枚一組のペアにしていき、マーキングをしておきます。
前にも書きましたが、出来るだけ左右のバランスを崩したくないので、原木の時になるべく近くの素材を使いたいのと、木目による反りなどの影響を打ち消し合わせる為に、ルアーが完成したときにセンターラインに対して対称な木目となるように組み合わせていきます。
素材となる木材ですが、入手性、強度、加工性などから、ヒノキの無節材を使用しています。
40x12x1800の材料を長さ175mmでカットしていきます。(その際カットした順番に並べ、ごちゃ混ぜにならないように注意しておきます)
切り出した材料をカットした順番に木目を合わせながら2枚一組のペアにしていき、マーキングをしておきます。
前にも書きましたが、出来るだけ左右のバランスを崩したくないので、原木の時になるべく近くの素材を使いたいのと、木目による反りなどの影響を打ち消し合わせる為に、ルアーが完成したときにセンターラインに対して対称な木目となるように組み合わせていきます。
2010年02月02日
張り合わせ構造
現在のところ、私が製作しているウッドプラグの大半は張り合わせ構造をとっています。

この様に木目をあわせることにより左右のバランスの狂いを最小限にとどめたいというのがひとつの理由です。
また、そもそも素材の中心に200mmもの穴を真っ直ぐに開けることが難しく、歩留まり向上のためというのもあります。
ボール盤、旋盤などを使って木材の中心に真っ直ぐな穴を開けることをトライした事もあったのですが、木目があるためにどうしても途中で曲がってしまうものが発生し、上手くいきませんでした。超硬ドリルやガンドリルみたいなものを使えばいけるのかも知れません? プロの方たちはどうやっているのか知りたい所です。
張り合わせに使う接着剤についてですが、こちらも色々とやってみて落ち着いたのが構造用変性アクリレート系接着剤という奴です。張り合わせ強度、耐水性、対薬品性(物によってはセルロどぶ付けで接着力がた落ちになりました)など、リベットや溶接に匹敵するとうたわれているだけの事はあると思います。
この様に木目をあわせることにより左右のバランスの狂いを最小限にとどめたいというのがひとつの理由です。
また、そもそも素材の中心に200mmもの穴を真っ直ぐに開けることが難しく、歩留まり向上のためというのもあります。
ボール盤、旋盤などを使って木材の中心に真っ直ぐな穴を開けることをトライした事もあったのですが、木目があるためにどうしても途中で曲がってしまうものが発生し、上手くいきませんでした。超硬ドリルやガンドリルみたいなものを使えばいけるのかも知れません? プロの方たちはどうやっているのか知りたい所です。
張り合わせに使う接着剤についてですが、こちらも色々とやってみて落ち着いたのが構造用変性アクリレート系接着剤という奴です。張り合わせ強度、耐水性、対薬品性(物によってはセルロどぶ付けで接着力がた落ちになりました)など、リベットや溶接に匹敵するとうたわれているだけの事はあると思います。